「喧嘩屋右近」を観た!杉良太郎の殺陣にシビれる!

サムライブ講師の渡辺です!
今回紹介する時代劇は杉良太郎主演「喧嘩屋右近3」です。

実は私め、杉良太郎さんの殺陣はこれまでYouTubeで少し見たことぐらいしかなかったのですが「喧嘩屋右近3」を観てシビれ、一気に全話観てしまったのでした。

作品情報

あらすじ

江戸には、信じられない生き方をする男がいた!いや、夫婦がいた!
「よろず喧嘩買入れ申候」と看板を掲げる浪人・茨右近は、困っている人々から相談を受け、その腕っぷしで揉め事を解決する。
時には大名の陰謀に巻き込まれてしまうことも。
妻であるお弦の肩には「右近命」と書かれた入れ墨が!おしどり夫婦が繰り広げる痛快時代劇!

作品概要

「喧嘩屋右近3」は、1994年に放送されたテレビ時代劇で全12話。
第1シリーズは1992年、第2シリーズは1993年で1年ごとに製作されました。

主人公の茨右近は、元々は1988年に制作された杉良太郎主演の時代劇『大岡政談 魔像』の登場人物であり、そのキャラクターを杉良太郎が気に入ったところからこのシリーズの製作に繋がったと言われています。
茨右近は、『大岡政談 魔像』のキャラクターがほぼそのままだそうですが、陽気で奔放な性格で、いつもニタニタしており、剣を振るう時でさえ「えへへへ」とか「ぐふふふ」とか笑いながら向かってくる敵をあっという間に叩きのめすとんでもない実力の持ち主。

しかしお金には縁がないようで、喧嘩仲裁でもうけたお金は、仕事仲間の亀吉にすぐに徴収されたり、物を壊した弁償代などでたちまちなくなってしまう。
また夫婦揃って情に脆いため、依頼人に餞別で渡してしまったりもする。

それでもこの夫婦はとても幸せそうなのである!
この作品、DVD化はされていませんが、時代劇専門チャンネルNETで観ることが出来ます。さあ、観よう!

登場人物

茨右近…杉良太郎

お弦…坂口良子
第1、第2シリーズは萬田久子が演じました。
時代劇によくあるちゃきちゃきの江戸っ子女子キャラクターですが、坂口良子さんは最高!肩には「右近命」と書かれた入れ墨があるほど右近に惚れ抜いており、仕事がない時は一日中二人でくっついて布団にくるまっていたりするほどラブラブ。情にもろい。

なんでも屋の亀吉…赤塚真人
なんでも屋という看板を掲げ、頼まれれば何でもやる、必殺仕事人の「なんでも屋のお加代」の男版!
右近の仕事を手伝うことが多く、敵の内情を探ったり殺陣シーンでも活躍するバイプレイヤー!
しかしお金にがめつく、出がらしのお茶っ葉を集めてきて日干しにしまた袋に詰めて「今江戸ではこれが流行ってる!」と売ったりするインチキ商売をしたりもする。
右近とお弦が仕事を終えるとたちまち現れ、今回働いた明細を見せて賃金をたかる。演じる赤塚真人さんもとてもハマリ役!
少しとぼけていて、利用されやすいようなキャラクターをこの人が演じたら右に出る者はない!

岡っ引きの忠治…青木義朗
べらんめえ口調の、威勢のいい岡っ引き。
右近達とは情報を共有する旧知の間柄。
しかし「喧嘩屋!今日こそ覚悟しろ!」と立場上右近のことも取り締まったりする。右近に手柄を譲ってもらうことも多い。
お金を貯めこんでいて、貯めたお金を数えるのが趣味。
なんでも屋の亀吉と共に作品を盛り上げる!

杉良太郎

言わずと知れた「杉様」の愛称で時代劇黄金期を支えたチャンバラスター!主演した時代劇は1400本に昇るらしい…。

主な作品を挙げると「遠山の金さん」「新五捕物帳」「同心暁蘭之介」「大江戸捜査網」など、主にテレビ時代劇で活躍したスターだ。

しかし、杉良太郎が主演したテレビ時代劇は、
①TSUTAYAで借りる(店舗にあれば)、
②DVDを買う(DVD化していれば)、
③時代劇専門チャンネルで挙がっている…
といった方法でないとなかなか観る機会がないので、現在は杉良太郎の殺陣を観る機会は以外に少ない…。
僕はYouTubeで「同心暁蘭之介」の殺陣を見てシビれ、もっと見たくなって時代劇専門チャンネルに登録しました。

この人…、殺陣が凄い…!
他のチャンバラスターと比べても一味違うのです。
調べてみると、杉良太郎は合気道が特技で、養神館合気道5段!そりゃ上手いわけだ!

主演した時代劇の中でも
「新五捕物帳」の殺陣では、合気道の技で敵を投げまくる殺陣が付けられ人気を博しました。

「新五捕物帳」では、合気道、十手術、捕縛術を駆使しほぼ素手で戦うという殺陣で、当時では新しい時代劇でした。
見てみると敵が本当に投げられている!
この作品では、合気道の指導員が撮影に入り、敵として本気で技を掛けられているのです。
時代劇の斬られ役は自分から投げられる技術を持っているのですが、合気道の指導員だとそんな技術はないので、本当に投げ、大迫力の殺陣が生まれたという訳です。

「喧嘩屋右近」は合気道の動きは少ないですが、チャンバラスターとしての杉良太郎を存分に楽しめる作品です!

「喧嘩屋右近」の殺陣の魅力


ニヤニヤしながら敵を倒す!

右近の殺陣の面白いところとしては、ニヤニヤしながら敵を倒す点が大きいと思います。
もちろん全部そうではないのですが、右近は大抵ニヤニヤグフグフしていて、殺陣シーンでは、歯を見せて笑って見せたり、対峙している複数の敵を一人一人舐めるように見て「怪我しちゃうよ?いいのかな?グフ。」といった具合な態度を取ります。

これが面白い!こんな風に殺陣に臨むキャラクターはあまり見たことがないので斬新だなと感じます。

深夜自宅で襲われた時は「かかあが寝てるんだから静かにしろよ!」と言いながら棒で叩きのめしたり、
腹を蹴った相手に対して「吐きてえなら吐け!」と背中を叩いてみたりと、斬られ役とコミカルなやり取りをしています。

でもこれって斬られ役からしたらこわいですよね。
剣を抜いて向かい合っている相手がニヤニヤグフグフしていて余裕ぶっこいてる訳ですから、
「こんなに剣を向けられているのに笑ってる…。きっと強いんだこの人…。」
と戦意喪失してしまうかもしれません。

相手に戦意喪失させるというのは剣の勝負においてとても重要だと感じます。
自分の実力を相手に知らせ、相手が勝つ気をなくして向かって来なければもう斬る必要がなくなる訳です。
だから右近も「あなた達じゃ勝てないからよしなさい。」とニヤニヤしながら伝えてくれているのかもしれません。

峰打ちと斬るのを使い分ける!

右近は、劇中では刀の刃の反対部分(峰)で叩く峰打ちを多用します。
峰打ちは、実際にはありえない時代劇特有のものです。

しかし峰打ちを駆使することで、斬るのではなく叩くという面白さが殺陣に加わります。
斬ることは刀を振りぬくのが基本ですが、叩くことは、叩いてその跳ね返りを使ってまた叩くという、テンポの速い攻撃を繰り出すことが出来ます。

右近はその速さで、一人の敵を3~4発ぶったたいてフィニッシュすることも多いのですが叩いているだけなのでそれほど残酷には見えないという利点もあると思います。(敵は気絶または悶絶するのがセオリー)
右近は峰打ちよりも斬る頻度の方が多いのではありますが、斬るのと峰打ちするのを瞬時に切り替えて戦うその変化に引き込まれます。

また、峰打ちを使うことでその人の人間性を見せることが出来ます。
あるエピソードでは、子供の殿様の駕籠を護衛していて敵に襲われた際に峰打ちで倒し、殿様に「なぜ斬らなかったのじゃ。」と問われると右近は「斬るまでもねえと思って。」と答え殿様は喜びますが、
右近はむやみに人を斬らないキャラクターとして描かれています。

向かってくる敵とはいえ、悪いやつの部下である以上武士として戦わなければならず、向かってくる敵全員が悪いやつではない訳ですから、むやみに斬らないという右近の人間性は、峰打ちを使うことで表されていると思います。
また、悪玉はその場で斬るのではなく、峰打ちで倒してから裁きの場で裁いてもらうように仕向けることも多いです。

手刀を使う!

右近は、手を使って敵に当て身を食らわす手刀も多様します。
蹴りも使います。

剣を達人は敵と相まみえてもすぐには刀を抜かず手刀でいなしてから刀を抜くことが、時代劇によくあります。
右近は大勢の敵に囲まれてもグフグフしてて剣を抜かず、斬りに来られたら体術を使うわけですから達人感が半端ない!

また峰打ち同様斬るのとまた違ったテンポが殺陣に出ます。
杉良太郎は合気道を使えるので、合気道こそ出てきませんが体術をやる姿にも姿勢や体さばきがしっかりしていて説得力があります!


いかがだったでしょうか!
「喧嘩屋右近」観たくなったでしょう!

作品の全体的なテイストはコメディなのでとても見やすいかと思います!
僕は杉良太郎の殺陣を他の作品を観てまだまだ研究してみたいので、またここで紹介いたします!

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